2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
たくさんの人に愛される君 今日もたくさん頑張ったんだね 電波の向こうの君のいびきすら 愛しいと思えるんだよ 途切れ途切れだけれど、 不思議な音だけれども。 私も寝なくちゃ 通話停止ボタンは押したくない おやすみって言えなかったから。 でもね、今日は…
就職してから2週間。 ろくに家族に声を聞かせていない。 昨日、母から電話があった。昼間から何度も、何度も。 すれ違いを繰り返し21時になってようやく母の声が聞こえた。 引っ越しにかかる書類や、 光熱費などの書類の整理をしている時だった。私はそれら…
さっきまで身動きの取れないほどの 満員電車に乗っていたんだ。 ドア付近にいる人間は一旦電車から降りて 下車する人のために通路を確保する。 それが当たり前だと思っていた。 おじさんが不安な顔をしていた 困惑の顔。 おばさんがその場から離れなかった。…
蜂と黒い蝶がダンスをする ついこの間は寒かったのになあ 少し汗ばむくらいの 陽気 やさしい色がたくさん。 目に映るもの、心に打つるものを フィルムカメラにそっとしまう。 犬がおりこうさんなこと。 この街にはノラ猫がいないこと。 お気に入りのTシャツ…
昨日はとても遅くって ずっとずっと眠っていたかった。 体温を感じて、柔らかな腕に包まれて。 部屋に朝日が入り込み、 気づけばもうお別れの時間なんだなって。 1000km離れた土地のあなたがやって来たんだ。 お仕事勤めの初めての金曜日の夜には、 終電間際…
喪服を着た寄り添って座る老夫婦 日比谷線のビビットなピンクの座席に座る 老人の肩にうとうとと垂れる 新入社員である同期 若さと老い、そして、死。 そういうことを感じた。
月が綺麗なんですよ。 この手の届かない遠いとこに、明るくひとつ。 星は見えない、明るすぎるから。 月しか見えない。 もっこり咲いてた桜だって ねえ、もう葉桜へと姿を変えている。 私、恋してたんだ。 美しいのなんて本当に一瞬で。 過ぎし四季に姿…