日曜のどんよりな朝に。
何をやってんだろう
これからこのままでいいのか
って、答え出ずの自問を繰り返してました。
土曜日16時。
どうしようもないから自慰をして
そのまま沈み込むように眠っていたら日曜の7時でした。
おはようって言いたくないけど。
起きちゃった。また寝よっかな。
でも、おはよう。
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(金曜日)
今夜も、残業。
同期3人でお疲れ様とラーメンを食す。
「天下一品」という名前の割には
塩辛いドロドロとした如何にも不健康な量産型スープで不味かった。そして値段が高い。
東京はラーメンに対して、甘すぎるんだと思う。馬鹿野郎。
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今日はほとんどオフィスにいなかったから
とても高揚していた。社外でのお仕事ばっかり。
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代々木行きのお使いでひとり乗り込んだ黒いタクシー。
大きな雲とすっきりした青だけの11時の空に向かって走る車内で、六本木育ちのタクシーの運転手の人生を聞いた。
車内には私と中年の運転手の二人だけ。
お互いに各々の辿ってきた人生を知ることはない。
緑のタクシーと黒のタクシーの違いとか。
転勤族で九州東京に出てきたら、両親から受け継いだ九州方言の訛りを馬鹿にされただとか。
父親が官僚であること。だから、それに反抗するように沢山遊んだこと。元バンドマンでギタリストであること。
今の趣味は海釣りなんだ...とか。
それから車内では
はっぴいえんどを流して走行し、話を続けた。
夏に向けた青空と
楽しい気分は私を幸せにする。
帰社後もすぐに先輩に着いて
社外での打ち合わせと編集作業。
「東京オリンピックまで777日なんだって」
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ラーメンを食べ終え、
ひとりの同期が花屋に寄りたいと言い出す。
今夜は彼女に会いに行くのだそう。
素直に感動した。
彼女に会えると分かっている夜に、
同期に連れてお疲れ様と労う。
これから会う彼女のためにちょっとしたお花を。買った三輪の薔薇を右手に持ち、夜の芋洗坂を登る同期の幸せを心から望んだ。
いいなぁ...
なぜか私が涙ぐんでキュンキュンしていた。
会えるっていいな...
高揚しすぎた気分を心配して
もうひとりの同期(女)が駅まで送ってくれた。
そして、そのまま割と近所の同期のお家に何故かお泊り。
「このままでは夜ベッドでこの同期を襲いかねん。」
そう思ってしまった自分自身に恐れを感じつつ歩みを進めた。とても強い性欲、それを我慢する久しい感情だった。
最寄駅を降りた途端強い雨に振られる。
向こうにはタクシー待ちの列が出来上がっていた。
小さな私の折り畳み傘を二人で使って
お互いの外側の肩がどんどん濡れていった。
高級住宅街だった。
まさに豪邸ばかりが建ち並ぶ街。
優しい光の灯る小さな小屋があった。
気になり寄り道。
森の中にあるような外装のプリン屋さん。
可愛い人気のプリンを作っているらしい。
その仕込みをしていたんだと。
とくべつだよと店の中へ入れてくれた。
部屋で二人で食べようと、ちょっと欲張って三種類。手作りプリンを購入した。
同期のお部屋の出来上がり具合がかっこよかった。
私の部屋が何にもない部屋ならば
彼女の部屋はなんでもある部屋。
ついキョロキョロと見回してしまう。
疲れからか
化粧を落とすとすぐに眠ってしまった。